東急旅団

満員電車は戦場です。
耐久力と平常心が問われます。
座禅や写経と同じです。

違うだろ

ともあれ、満員電車は過酷です。
私も平日は毎日乗っていますが、いつまでたっても慣れません。

いろいろとストレスが加算される出来事が起こるんですが、その一つに、
「閉まったドアがもう一回開く」
というやつがあります。

どこかの車両で、乗客のカバンなり上着なりがドアに挟まったんでしょう。
数十秒のロスですが、それでも朝の過密ダイヤにおいては結構なダメージです。
挟まれないように気をつけてほしいものです。

しかし、私は電車にも言いたいことがあります。

なんで全車両のドアを閉め直すの?

どの車両の、何番目のドアで挟まったかはわかってるわけでしょ?
そのドアだけ開けて、やり直せばいいじゃないですか。
それを全車両で「プシュー」とやってしまうもんだから、せっかく頑張って車内に詰め込んだのに、全車両でやり直しです。
これでは連帯責任です。まるで軍隊の訓練です。

さらに、再度ドアが開いたのをチャンスとばかりに、追加で乗ってくる奴がいるでしょ?
そいつのせいでもう一回挟まったりするでしょ?

そういうトラブルを乗り越えて、全てのドアで「挟み込みナシ」が同時に達成できないと、出発できない仕組みなんです。
乗客には一糸乱れぬ団結が求められます。北朝鮮の軍事パレードです。
なんと非効率な。

問題のあるドアだけ開けて、なんなら全開にしなくてもいいんですよ。
挟まったものが外れたらいいわけだから、3cmぐらい開けてやれば十分じゃないですか。

あれですよ、美容室でカットしてもらって、シャンプーもドライヤーもマッサージも終わって、最後の最後ってタイミングで美容師さんがおもむろに小さいバリカンを取り出して、うなじ辺りの微妙な毛をちょっと剃ることあるでしょ?
え、無い?
あれぐらいの微調整でいいんですよ。
ちょっと剃り残しがあっただけで、もう一回ケープ着るところから始めたりしますか?

そういう融通が利かないわけです。電車というものは。

だけど

じゃあ融通利くようになって、さほど時間をかけずに閉め直しできるようになったら、それはそれで甘える乗客が出てくるんでしょうね。