ライフをライブのように

「次が最後の曲です!」
「えーーっ!今来たばっかりーー!」

今日はこれについて考えます。

何を真面目に考えるんだ

だいたいのアーティストって、ライブが終わりに近づくと「最後の曲です」とか「ラスト一曲です」とか、最後宣言しますよね。
なんででしょうね。
言わなきゃいけないルールなんか無いだろうに。

何事も無く矢継ぎ早に曲をたたみ掛けて、突然「今日のライブはここまで!まーたねー!」でステージを去る、そんなアーティストが居てもいいと思うんです。
もちろん私が知らないだけで、いるんでしょうけど。

まあ、参戦してる方にしても、最後だとわかった上で聴いた方が盛り上がるから、最高にして終わろうぜ、ってことで言うんでしょうけどね。

ですが、これは幸せなことだと思うんです。

なんで?

だって「これが最後だ」って事前にわかるわけでしょ?
わかった上で楽しめるわけでしょ?

人生はこうはいかないですよ。
「今日が人生最期の日だ」って、あらかじめわかりますか?

「今日が人生最終日です!」
「えーーっ!何十年も前に生まれたばっかりーー!」
こんな風に通知されることは無いでしょう。

明日があると毎日信じて生きてきて、何の前触れも無く奪われるのが人生です。残念ながら。
ニュースを見ていればわかる通り、多くの人が突然その日を迎えています。

そういう事故とか事件とかじゃなかったとしてもね。
例えば年をとって重い病にかかったとしても、「苦しいけど、今日死ぬなんてことはないだろう」とか、普通に考えてると思うんです。
自分が死ぬなんて想像もできないし、想像したくもないから。

まあ、人生最期の日が事前にわかるのが幸せかと言われると、むしろ知らされた方が恐怖かもしれません。
しかし現実には、最後の最後まで、今日が最期だと知らされないまま、でもそれが最期の日だったんです。
そういう日が必ず来ます。

ただね、

ライブって、だいたいアンコールあるよね。
「最後の曲です!」⇒ 演奏 ⇒「ありがとう!」⇒ 機材はそのままで退場 ⇒ 客席「Hi! Hi! Hi! Hi!」⇒ 再登場 ⇒ 客席「ワァーーー!」「アンコールありがとうございます!」
までで1セットだよね。

だからよく考えると、私たちはアーティストが言う「最後の曲です」を本気で信じてはいない。
なんだかんだ言って、あと1~2曲やったりするんです。
さらに新曲発表とか、DVD発売とか、サプライズがあったりするんです。

さて、人生にアンコールはあるんでしょうか?

まず言えるのは、アンコールがあるとしても、終わってすぐにはやめてほしいですね。
葬式の最中に、棺桶から「アンコール(読経)ありがとう!」とか言いながら起き上がられたら、心臓に悪いですから。
それはアンコールとは言いません。事案です。

アーティストを見て下さいよ。
「最後の曲」が終わったら、一旦ステージからちゃんとハケるやろ?
ステージの端っこでアンコール待ちの演者がチラ見えしてたら嫌やろ?

だから、残された人たちのためにも、ちゃんと死ぬときは死ぬ!
それができた上でのアンコールです。わかりましたか?

では、人生のアンコールについて考えたいんですが、

おっと

もうこんな行数になってしまいました。
今日の日記はここまで!

まーたねー!