何もしないで危機管理

最新のニュースによると、平成の次の元号は2019年4月1日以降に公表予定だそうです。

当初は、カレンダーとか情報システムへの影響を考えて、もっと早めに発表してほしい、という意見も出ました。
しかし今となっては、そのへんの話はもう出尽くした感もありますし、私たち平民は来年の発表をただ待つばかりです。

ですが、新元号の発表を遅らせたことは、ある効果をもたらしたと思うんです。

その効果を知るために、思い出しましょう。
18年ほど前のことを。

懐古厨乙
  • Happy New Millennium / 鈴木あみ (1999年)
  • Millennium / Yuming+Pocket Biscuits (2000年)
  • Next 100 Years / J-Friends (1999年)
  • 恋愛レボリューション21 / モーニング娘。 (2000年)
  • Century Lovers / ポルノグラフィティ (2000年)

1999年~2000年にかけて、こういった「ミレニアム」または「21世紀」を意識した楽曲が、J-Pop界隈に続々と発表されました。
当時はJ-Pop全盛でしたし、話題にはなったと思います。

ということは、もし新元号が今から知れ渡っていたらどうなりますか?
あの時と同じように、「時代が新元号に変わる」ことを歌う曲が大量にリリースされますよ。
かつて名声を上げた前世紀の猛者達が、DA PUMPに続けとばかりに、再ブレイクを狙って群がってくることが予想されます。

例えば

仮にですよ?私知りませんよ?
仮にですけど、平成の次の元号が諭吉ゆきちだとしましょう。来年は諭吉元年です。
イニシャルはYなので、Meiji、Taishou、Shouwa、Heiseiとは重複しておらず、一応その条件は満たしています。

そしてその新元号が、今年の1月頃には発表されていたとしましょう。
そしたらどうなっていたでしょうか。

  • YUKICHIマシーン1つまりそれってATM
  • YUKICHIになっておどろう2つまりそれってコスプレパーティー
  • PIECES OF THE YUKICHI3いや、カケラにしちゃダメだろ
  • あの紙諭吉 くもり空わって4空の彼方から現金が飛んでくる!
  • あなたの諭吉を数えましょう5なに人の財布勝手に覗いとんねん!

えー、アーティスト名はあえて書きませんが、今頃このような楽曲がYouTubeに蔓延していたはずです。
そして紅白歌合戦に次々と出場が決まり、大晦日のNHKでは、目もあてられない地獄絵図が繰り広げられることは間違いないでしょう。
内村光良もサジを投げるに違いありません。

ところが

YouTubeも紅白出場歌手も、現状そうなってませんよね。
それは、次の元号がわからないからです。

「平成は来年で終わり」とまでは言えますが、「次は○○!」と叫ぶことができません。
これでは、曲のネタにしようにも「平成、終わっちゃうのね…」と切なくなるばかりで、未来を歌うことができず、盛り上がりに欠けます。

つまり、政府は新元号の発表を遅らせることで、便乗アーティストの群発という惨事を未然に防いだのです!

やるじゃねえか

政府にしては上出来だぜ。