繁華街を歩いていると、チラシ配り(あるいはティッシュ配り)にたくさん遭遇します。
- パチンコ屋のチラシ
- マッサージ店のチラシ
- テニススクールのチラシ
- マンション見学会のチラシ
- 会員制ジャズラウンジのチラシ1どういうお店なのかよくわかりません。チラシにそう書いてあったんです。私に聞かれても困ります。
他にもいろいろありますが、種々のお店が通行人を取り込もうと必死です。
その中に、「コンタクトレンズ専門店」のチラシ配りが紛れ込んでいることがあります。
「期間限定30%OFF!」とか「プレミアム会員はさらに5%OFF!」など、お得なキャンペーンが行われているようです。
コンタクトレンズって継続的に購入するものですから、将来の売り上げを見込むという意味でも、集客が大事になってくるんでしょうね。
しかし、私のようにコンタクトレンズを使っていない人間にとっては、このチラシは全く意味がありません。
そのため、私がチラシを受け取っても完全に資源の無駄となってしまいます。
また、チラシを配る側としても、人通りの多い道では「コンタクトレンズを必要としている人」をターゲットにして、効率よく配りたいところでしょう。
まずわかりやすいのは「メガネをかけている人」ですね。
伊達メガネでもない限り、視力が悪いのは確実なわけですから、「そこのオニイサン、コンタクトに替えて顔面偏差値をアップしませんか?」と擦り寄ることができます。
ちなみに、コンタクトに替えれば顔面偏差値が上がるという根拠はありません。
問題は、メガネをかけていない通行人です。
人混みに紛れて足早に歩く非メガネ人、その人が果たしてコンタクト人なのかどうか?
効率的なマーケティングのためには、その点を見極めることが重要です。
では、考えてみましょう。
です。
ちなみに、私は学生の頃はコンタクトを使っていましたが、社会人になって受けたレーシック手術により視力が回復したので、元コンタクト人です。
コンタクト人って何だよ
すぐに思いつく方法は、「砂ぼこりをまき起こす」ですね。
コンタクト人は、砂ぼこりが目に入ると非常に痛いです。
ですから、でっかい送風機か何かで砂粒をまき散らし、ひときわ痛がっているお前がコンタクト人だ!
…はい、あまりにも酷いですね。
砂ぼこりというのは災害です。
それを人為的に起こして通行人を巻き込むなど、倫理的に許される行為ではありません。
花粉を散布とか言ってたのは誰だよ
次に思いつくのは、「カバンの中身を探る」です。
コンタクトをしているということは、そのケースや洗浄液が必要ということですから、それらを持ち歩いている可能性があります。
ですから、通行人のカバンを赤外線カメラで透視して、ケースらしきものがあれば即ちそれがコンタk
それこそ犯罪だろ
どうも、今まで見てきた強引な手法では、やはり無理があるようです。
では、人間心理を利用するのはどうでしょうか?
順序としては、
- チラシを配る人自身がコンタクトを装着する
- それをわざと道に落とす
- 四つん這いになって探す
コンタクト人なら、うっかりコンタクトを落としてしまった経験があるでしょう。
つまり、路上でそのポーズをとっていれば、心あるコンタクト人は
「はっ!私と同じコンタクト人がコンタクトを落として困っている!探すのを手伝ってあげなければ!」
と、まんまと近づいてくるはずです。
そしてコンタクトが見つかったら、
「ありがとうございます、助かりました!
お礼と言っては何ですが、今なら1箱6枚入りコンタクトレンズが30%OFFです!」
これです。まさに完璧なタイミング。
過去、これほどターゲットに刺さるチラシ配りがあったでしょうか?
人の良心を何だと思ってるんだ
だけどおかしいな、配布効率はむしろ悪くなってる気がする…