冷静に狂う

この文章は、9月7日(土)の19時頃に書いています。
今、私の目の前には、

ストロングゼロがあります。

皆さん、呼吸を整えてお聞き下さい。
今から、
私は、
このストロングゼロを、

飲みます。

飲む以外に何の選択肢があるんだ

安価なのにアルコール度数が高く、手軽に酔えるお酒ということで、2018年に流行しました。
今年に入ってからも新しい味が登場しており、依然人気は高いようです。

これは美味しそう!-196℃ ストロングゼロ「トリプルピーチ」「トリプルグレープ」新発売! (2019年8月26日) - エキサイトニュース
サントリースピリッツから、「-196℃ストロングゼロ〈トリプルピーチ〉」「-196℃ストロングゼロ〈トリプルグレープ〉」が、2019年10月29日(火)より、全国で新発売になります。食事に合う缶チュー...

 

しかし、私は飲んだことがありません。
それ以前に、あまりお酒が飲めません。
例えば2時間の飲み会に行ったとすると、最初のビール一杯を飲むのに40分を費やし、次に頼んだレモンサワーで40分を過ごし、最後の40分をウーロン茶で溶かす、という感じです。
我ながらコスパがいいですね。

アルコールが入るとどうなるかというと、あっという間に眠くなってしまうんです。
おそらく、私の体が「これ以上アルコールを摂取するとコワレル!」と警戒し、あらゆる生命活動を停止させてしまうんでしょうね。
だとしても、アルコールの摂取だけ止まればいいんだから、口と右腕だけ眠らせて足は起こしておいてほしいものです。家に帰れなくなるじゃないですか。

それはさておき、かように慎重かつ不器用な体質なので、「酔っ払う」という感覚がよくわかりません。
何か嫌なことがあったときにお酒を飲んで忘れる、というのも、「お酒にそんな効能は無いだろう」と思ってしまいます。
ですので、去年ストロングゼロが流行って「将来の不安も何も感じなくなる これ飲んでるときが一番幸せ」ともてはやされていたのも知っていますが、「そんなもんかなぁ…」と、自分には全く関係ない話だと思って聞き流していました。

しかし、そのままでいいんでしょうか。
このまま「酩酊」を知らない人生でいいんでしょうか。
もしかしたら、このアルコール界の革命児、ストロングゼロをひとたび飲めば、全く新しい感覚が呼び起こされるかもしれないじゃないですか。

というわけで、今日は自分の体について考えてみます。
すなわち、

ストロングゼロを飲んだ自分がどうなるか、飲む前に想像してみよう

です。

また大げさな

目の前のストロングゼロをまだ一口も飲んでいないわけですが、飲み始めたが最後、どうなるか全く予想がつきません。
そこで、いくつかの可能性を想定しておき、飲んだ後で答え合わせをしたいと思います。

1.たちまち寝る

今まで強めのアルコールを飲んだときのパターンから考えると、最も可能性が高いのはこれです。
一口飲んだ瞬間、私の体は待ってましたとばかりに警報を発し、「もう!いいかげんに自分がお酒に弱いって認めなさいよ!」と、幼馴染のように叱ってくれることでしょう。

しかし、

2.平気で飲める

こっちの可能性もあると思います。
というのも、ストロングゼロは「アルコール度数が高いのに飲みやすい」と評価されているためです。
その「飲みやすさ」が私にも適合してしまうようであれば、「え?これカルピスやん」とばかりにがぶ飲みしてしまうかもしれません。

だとすると、

3.気持ち良くなる

これまでに経験したことの無い、この域に達するかもしれませんね。
「これ飲んでるときが一番幸せ」という、伝説のフレーズが飛び出すかもしれません。

そうなると、

4.やめられなくなる

前評判にたがわず、安い値段で気持ちよくなれる都合のいいお酒となれば、この私がとりこになってしまうかもしれません。
当然、次の行動は決まってきます。

5.もう一本買ってくる

コンビニは近くにあります。
一本と言わず二、三本買ってしまうかもしれません。

そのまま感情がたかぶってしまった私は、

6.我慢できず、帰宅せずにコンビニの駐車場で飲み始めてしまう

ニュースでよく見たあの光景、ついに私が主人公になる日が来てしまったのです。
コンビニに出入りする大学生を横目で見つつ、あっという間に三本飲み干してしまうでしょう。

こうなると止まりません。

7.もっと買い足そうとしてコンビニに入る

既に財布の紐は空いています。
初めて遭遇した快楽にやられて白目をむきつつ、欲望のおもむくがままに買い物カゴにストロングゼロを積載して、

8.しかし明らかに私の様子がおかしいので、レジで店員に購入を止められる

「お客様、今日はもうお酒はお止めになった方が…」

9.何だとぉ!

「ですから、既に顔色が真っ赤を通り越して真っ白ですし…」

10.飲ませろ!さもなくばこの場で額に一円玉を貼り付けて「第三の眼が開いた」とかほざく痛い中学生みたいになってやる!

「それで済むならそうして下さい」

11.ペタッ

「ご来店ありがとうございましたー」

12.帰宅

(この間、無意識)

13.翌朝午前11時

あれ、私はいつの間に帰宅したんだ…?
あ、でも食器は片付いてるし、洗濯も済んでるし、特に変なことはしてないな…
なぜか額に一円玉が貼り付いてるのが気になるけど…

 

 

さて

考えられ得る限りのシミュレーションは済ませました。

いよいよ、この究極の液体に、フクイチの体内への進入を許可します。

いざ!