昨日の午前中、胃カメラの苦しみに耐えていた私ですが、夜はこんなコンサートを聴いてきました。
下村陽子 30th Anniversary Orchestra Concert
– Thanks Again!! –
作曲家、下村陽子さんの活動30周年記念コンサートです。
下村陽子さん。
これまで主に作ってきたのはゲーム音楽です。
- ストリートファイターⅡ
- LIVE A LIVE
- スーパーマリオRPG
- 聖剣伝説 LEGEND OF MANA
- 「マリオ&ルイージRPG」シリーズ
- 「キングダム ハーツ」シリーズ
- FINAL FANTASY XV
など、ジャンルやメーカーを超えて、様々なゲームの曲を作っています。
また、その活動領域はゲーム音楽に留まりません。
例えば、今まさに開催中のラグビーワールドカップ2019においては、選手入場の曲も手掛けています。
本日開幕のラグビーワールドカップ2019、選手入場曲(アンセム)を作曲させていただきました。本日、東京スタジアムにて聴いてきましたー!全国12会場48試合で選手入場の際には流れるとのことです。和太鼓のパフォーマンスカッコいい〜!是非会場で聴いていただけましたら嬉しいです〜。 #RWC2019 pic.twitter.com/ekxATZI1sJ
— Yoko Shimomura|下村陽子 (@midiplex) September 20, 2019
さて、私は基本的に音楽が好きですが、その趣向はゲーム音楽から始まりました。
それこそ「LIVE A LIVE」「スーパーマリオRPG」です。
どちらもプレイしたんですが、ゲームの盛り上がり、緊迫感、恐怖感、そして楽しさにマッチした曲、というよりそれら演出のベースとなっている曲に惹かれ、サウンドトラックCDを手に入れました。
中学生の頃など、中毒になったように聴いていました。
そして今回のコンサートは、それらのタイトルも含めて、下村陽子さんのこれまでの曲をオーケストラで奏でようというのです。
しかも私、オーケストラのコンサートを聴きに行くのは初めてです。
正確に言うと、小学校の行事で、学校に楽団がやって来てオーケストラを聴いた記憶はあるんですが、自分でチケットを取って聴きに行くのは初めてです。
二重の意味で楽しみなコンサート。
その日に健康診断も入ってしまったのは完全なる偶然なんですが、まあ聴力検査もできたので良しとしましょう。
そのタイミングで異常があっても遅いだろ
17時30分頃、会場である渋谷のBunkamura オーチャードホールに到着。ここに来るのも初めてです。
チケットを切ってもらって入ると、メッセージカードを書くコーナーが。
この開催日である10月19日は、なんと下村陽子さんのお誕生日でもあるんです。
私もメッセージを書きました。
そしてホールに入ります。
このコンサートは全席指定。ゆっくり入れるからこの方式はいいですね。
もちろん撮影禁止ですからホールの写真等は無いんですが、天井の高さに驚きました。ロープを垂らせばサーカスだってできそうです。
無理だろ
18時、いよいよ開演です。
音楽を文章で説明することは不可能。
しかし、いきなりストⅡのリュウのテーマから始まったときの高揚感、と伝えるしかないのですが、とにかく楽しい時間が始まりました。
各ゲームの全てのBGMが演奏されたのではなく、代表的な曲が選出されているんですが、バルログのテーマが入っていたのはさすが。
続いて、私が一番よく知っている「スーパーマリオRPG」と「LIVE A LIVE」からのメドレーです。
今でも通勤中なんかによく聴いている曲がオーケストラアレンジで生演奏され、身体は静かに聴きつつ心は踊りっぱなしです。
特に、LIVE A LIVEの功夫編のテーマ「鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳」が弦楽器の旋律で流れてきたとき、一つの拳法の伝承物語というあのストーリーの核心が表現されているような気がして、原曲は100%中国風なのにここまで印象が変わるのか、と驚かされました。
そして外せない「MEGALOMANIA」、これは前段の「魔王オディオ」から披露されたのが素晴らしかったんですよ。
原曲通りパイプオルガンも設置できそうな大きさの舞台だったんですが、そこはやはりオーケストラアレンジ。なんというか、弦楽器の表現力って自在ですね。
さて、ここから「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」「ゼノブレイド」…と続いていくんですが、これ以降、私は原曲がわかりません。
ですので、純粋にオーケストラとして聴いていました。
それでも聖剣伝説は、なんだかメロディーだけで場面の映像が思い浮かびました。たぶんこの辺で聖剣が出てくるのかな、と。
20時15分、公演終了。
下村陽子さんも登場され、次の目標は50周年、と宣言されていました。
次はどんな曲で、どんな場面で、私たちを楽しませてくれるんでしょうか。