電車内で、an・anの中吊り広告がふと目に止まりました。
いろいろな占い師が2019年の運勢を占う、という特集なんですね。
で、占い師の名前がズラリと並んでいます。
- G・ダビデ研究所
- 鏡リュウジ
- 中森じゅあん
- オペラ沢かおり
- サツキメイ
- イヴルルド遙華
- Keiko
- 愛新覚羅ゆうはん
- 水晶玉子
- ゲッターズ飯田
- 小野十傳
…あの、前から思ってたんですけど、
占い師の名前って、なんでこんなに特殊なんですか?
もちろんそうでない方もいますが、やはり奇抜というか、浮世離れしている名前が多いと思います。
そういえば、めざましテレビの6時58分の占いでも、右下に「by ムーンプリンセス妃弥子」と表示されます。
「ムーンプリンセス」ですよ。かぐや姫そのものじゃないですか。
いつか徹子の部屋に出演して、月でのライフスタイルについて語って頂きたいものです。(税金の扱いとか)
もちろん、それぞれに名前の由来とか、意味はあるんだと思います。
しかし、占ってもらう側としては結果の方が気になるわけですから、占い師の名前については「えらい神秘的やなあ」ぐらいの感想ですよね。
占いには、一般人の知識ではわからない超自然的なものだというイメージがありますが、「ムーンプリンセス」といった個性的な名前も、神秘性を上げるのに一役買っている気がします。
これがもし、
義務教育で占いの授業があって、
大学入試では占いの実技試験が必須で、
面接官に手相占いを披露すれば内定確実、
株主総会では社長が水晶玉で業績を予測し、
日米首脳会談では互いの国の将来をタロット占いで予言合戦!
…それぐらいに占いが社会に浸透していれば、本名で活動していても十分ですけどね。
残念ながら、占いがそこまで認定されていない現代日本では、ミステリアスな活動名でやっていくしかないんでしょう。
あるいは、本名がそもそもミステリアスであれば話は早いんですが…
ん?
ミステリアスな本名?
どこかで聞いたような気が…と思ったら、
- 泡姫
- 姫心愛
- 初一音
- 宝冠
- 月姫
これでした。
最近は減っているそうですが、一時期たいへん話題になった「キラキラネーム」の一例です。1参考:キラキラネームランキング – 赤ちゃん命名辞典
しばしば批判の対象になりますが、実はこれ、占い師の名前としてそのまま通用するんじゃないでしょうか?
いや、もしかするとこれは親御さんが、
「この子が大きくなった頃、日本は占いベイベー占いマンセーの社会になっている!」
と予見して、その時に活躍できるようにと命名したのではないでしょうか?
恐るべき予知能力!
というか、そうなるともはや親御さん自身が占い師です。
中でも「月姫」ちゃんですよ。
これはもう、「追いつけ追い越せムーンプリンセス妃弥子」以外に何の意図がありましょうか。
数十年後、めざましテレビの占いにどんな名前が表示されるのか、注目せずにはいられません。
結論
an・anに触発されて思考を巡らせていたら、思いもかけずキラキラネームに隠された真意を発見してしまいました。
セブンイレブンで恥を忍んで購入した甲斐がありましたよ。