3月3日、フジテレビで放映された「ジャパントップ12卓球大会」を観ました。
日本トップクラスの卓球選手が集結する大会ですから、見どころはたくさんあります。
中でも、最大のアツアツポイントがこちら。
卓球台が豪華です。
そこかよ
一般的な卓球台の無機質なイメージをぶち破る、滑らかな曲線を描くアーチ。
もはや、上野の森美術館の展示品かと見紛うほどの流麗さです。
そして何より、頂点に立つ者達のバトルフィールドにふさわしい、光り輝くゴールドのカラーリング。
平易に表現すると金ピカです。
いや、この豪華さは、単にカラーリングのみによって生み出されているのではありません。
皆さんお気づきでしょうか。
台からコードが伸びています。
床と同じ色のテーピングでカモフラージュしてはいますが、台につながる部分は丸見えです。
どうやら、台の裏に照明がついていて、脚をライティングして金色を際立たせている模様です。
別アングルから見ると、
もっと露骨な配線が確認できます。
ご承知の通り、通常の卓球台には電源など必要ありません。
しかし、このスーパーレアカラーの卓球台は、自らの風格をアピールするために、図々しくも電源とコードと電気代と配線業者(撤収も含めて)を要求してくるのです。王族気取りです。
しかも、そこまでしたところで、たぶん選手は脚の光り具合なんか気にしてないですよね?
きらびやかな卓球台を見て、
「チョレイ!
ゴー☆ジャスな卓球台だぜチョレイ!
テンション爆アゲだぜチョレイ!
今日のサーブの球速は20チョレイ%アップ、球の回転速度チョレイは30チョレイ%アップだぜチョレイ!」
そんな選手いないですよね?
選手としては、台の上と対戦相手の状況に全神経を集中しているでしょう。台の脚など視界に入ってないんです。
もちろん、観客も視聴者も、気になるのは選手の技、そして勝負の結果です。
苦労して脚を目立たせて、誰がそれに注目するというんでしょうか?
お前だろ
そんなわけで、私は思うんですよ。
どうせ台に電源を引くなら、選手にメリットがある機能を付けるのはどうでしょうか?
番組を見ていて、気になったことがあります。
どちらかの選手の打ち損じによって点が入ったとき、ボールが遠くに転がっていってしまう場面が何度もあります。
しかし、選手がそれを拾いに行っている様子はありません。いつの間にか次のボールを手にしています。
画面には映りませんが、たぶん、次のボールを選手に渡す役割の人がいて、点が入るたびに投げてるんでしょうね。
その「次のボールを渡す」役を、卓球台にやらせてみてはどうでしょうか?
具体的には、
台の横っちょ、このあたりに穴を開けて、
ガチャポンの受け取り口のようなパーツを取り付けます。
そして、一点ごとにボールが自動でコロンと出てくるようにするんです。選手はそれを取ればいいというわけです。
こうすれば、ボールを渡す人も不要となり、人件費の削減になりますね。
着想はあれです、麻雀からです。
全自動麻雀卓って、整列された牌が台の下から「チャキッ」と出てくるんですよね?
あれにヒントを得て、「台が必要な物を出してくれる」というアイデアを考えました。
卓球台も自己満足で光っているだけでなく、こうやって選手をアシストすれば、世間の見る目も変わってくるかもしれませんよ?
だからお前しか注目してねぇよ
なお、本物のガチャポンのように、低確率でレアなボールが出てくる、というのもアリですね。
それこそ脚と同じ色の、いや何でもないです。