先日、こんな銭湯に行きました。
名古屋にあるワンランク上のスーパー銭湯、「湯~とぴあ宝」です。
「湯ーとぴあ」ではありません。「湯~とぴあ」です。しっかりとビブラートを効かせることが発音のポイントです。
難しい方は、今年のゴルゴンゾーラチーズの出来栄えに感動してチーズ倉庫の前でチーズを讃える歌を朗らかに歌い上げるイタリアのオペラ歌手をイメージすると、発音しやすくなるでしょう。
どこから出てきたんだよオペラ歌手
ここはかなり大きな銭湯で、駐車場が約500台、男湯のロッカーも500個ほど完備されています。女湯の方は見ていないのでわかりません。
内風呂も露天風呂も大きいんですが、それよりも私が驚いたのはサウナです。
なんと、4種類あります。
- 中温サウナ(いわゆる一般的な温度のサウナ。)
- 低温サウナ(中温サウナよりもぬるく、リラクゼーション効果があるというサウナ。)
- ミストサウナ(常に蒸気が充満しているサウナ。美肌効果があるらしい。)
- 冷凍サウナ(強烈そうな名前だが、実際は冷房をフルパワーで効かせた部屋という感じのサウナ。単純に涼しい。)
一通り全部入りましたが、特にミストサウナは不思議な感覚にひきこまれる空間でした。
しかし、仕方ないことですが、4種類もあると人気に差があります。
突出して人気だったのが中温サウナでした。最もオーソドックスなタイプだからなのか、10人程度が無言でテレビを見ながら汗を流していました。
逆に、低温サウナはMAX詰め込めば15人ぐらい入れそうな広さなのに、私が入ったときは誰もいませんでした。
低音サウナのテレビからは、よくわからないクイズ番組が流れています。金髪の芸人があざやかに正解してポイントを稼いでいます。
その空間に私、一人ぼっちです。
ドアの外にはそこそこの人数が見えますが、誰も入ってきません。
珍しいサウナなんだから、ちょっとは興味をもつ人がいても良さそうなのに。
それか、皆さん重度の常連で、「こないだ入ったから今日はいいや」ってことなんでしょうか?
人気が無い理由をいろいろと考えますが、まあ自分しかいない空間というのは気楽です。
サウナが謳っている「リラクゼーション効果」を得るためには、むしろ望ましいと言えるでしょう。
座席がある密室にただ一人。
流しっぱなしの、それほど集中して見るものでもない映像。
思考を脳から追い出して、しばしの間たたずんでいると、この状況からあるものが連想されました。
カラオケボックスです。
今の状況、ひとりカラオケに似ています。
そして私は、こんなことを思いついてしまったんです。
そう思って、サウナの中でこの曲を歌ってみることにしました。
去年大流行した、DA PUMPの「U.S.A.」です。
なぜ今さらこの曲なのかというと、ほら、アメリカには「ニューヨーク」という都市があるじゃないですか。
あとは察して下さい。
ちゃんと最後まで説明しろ
それでは、リモコンは無いですが、サウナの中で「U.S.A./DA PUMP」を選曲!
映像はクイズ番組のまま、想像でMusic Start!
U-U-U. S. A.
(脳内で間奏6秒)
※カッカッカーッカーッカーッカッカッ
カッカッカーッカーッカーッカッカッ
カカッカカッカカッカカッカッカッC’mon, baby
※繰り返し
U. S. A.
チャーチャッチャッチャッチャーラッチャッチャチャラ♪
U. S. A.
チャーチャッチャッチャラッチャチャッチャラチャッチャッ♪
U. S. A.
チャーチャッチ(以降、歌い続ける)
…えー、メロディは最初から最後まで一通りわかりますが、歌詞を全て暗記しているわけではないので、わからないところはチャッチャチャッチャでごまかします。
だったら無理して歌うなよ
はい、最後まで歌いました!
U.S.A.をフルで歌うと約4分、なんとこの間、低温サウナには一人も入って来ず!
というわけで、今回の検証結果はこちらです!
そんな湯~とぴあ宝に、皆さんぜひ足を運んでみて下さいね。
なんちゅうPRだ
もちろん、イタリアのオペラ歌手さんもどうぞ。
なんならサウナで歌ってみませんか?